ハワイアンビーチの代名詞

更新日
2024年10月31日
公開日
2022年8月29日

ハワイのビーチといえば、誰でも思い浮かべるのがワイキキ・ビーチだ。なだらかに延びる白い海岸線。ときには強烈に、またときには優しく降り注ぐ日差し。光り輝く紺碧の海。シーブリーズにそよぐヤシの葉陰に見え隠れするダイヤモンドヘッド。ビーチを闊歩するサーファーたち。最もハワイらしい光景が広がり、リゾート気分も盛り上がろうというもの。

足元の砂浜が、実は観光用に白砂を運んで作られた人工ビーチ、なんて興ざめの話はさておき、ここは素直にハワイに来た感激に身をまかせてワイキキ・ビーチを満喫してしまおう。

ところで、ひと口にワイキキ・ビーチといっても、それはいったいどこにあるのか、どの砂浜を指すのか、全長約3㎞におよぶ砂浜
をウオッチングしてみよう。

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緑豊かなカピオラニ公園側

まず、いちばんダイヤモンドヘッド側、ウォー・メモリアルや水族館があるあたりがクイーンズ・サーフ・ビーチ、続いてカピオラニ・ビーチパークとなる。カピオラニ公園前のビーチは、木陰もあるので、砂浜から続く芝生に寝転ぶ人、読書する人、ピクニックに来たファミリー、バーベキューを楽しむグループなど、過ごし方はさまざま。マリンスポーツに興じる姿もなく(泳ぐ人もほとんどいない)落ち着いたムードが漂う。

とはいえ、このあたりは岩場が多く、水の透明度が高いため、格好のスノーケリングポイントでもある。どちらかといえば静かな時間を過ごしたい人におすすめ。

波の静かなクヒオ・ビーチパーク

カパフル突堤からハイアット リージェンシー ワイキキ前の海は防波堤に囲まれた静かな海で、クヒオ・ビーチパークと呼ばれる。ハワイで最初のアメリカ議会の代議士であり、「庶民の王子」とも呼ばれたプリンス・クヒオが所有する土地であったことから名付けられた。

クヒオ・ビーチパークは芝生のスペースが多く設けられ、各所に小さな池や滝、フラステージなどもあり、美しく整えられているのでさまざまな楽しみ方ができる。このステージでは火・木・土曜の夕方、フラショーが行われる。日没後、18:30(11 〜1月は18:00)頃からデューク・カハナモク像前でトーチライティング・セレモニーがスタートし、ステージでは約1時間、ハワイアンソングや本格フラが披露される。

日没前に行けばロマンティックなサンセットシーンも堪能でき、ウキウキするようなリゾート気分が味わえる楽しさ満載のワイキキの中心地だ。※2022年7月現在休止中。

ディス・イズ“THE”ワイキキ・ビーチ

最もワイキキらしい風景が展開するクヒオ・ビーチパークからグレイズ・ビーチにかけての海岸線(ハレクラニまでの約1㎞の地域)。実はこのあたりが一般的に“ワイキキ・ビーチ”と呼ばれるエリアだ。

ハイアット リージェンシー ワイキキ前からアウトリガー・リーフ前にかけてのビーチには、ビーチテラスやビーチレンタルが軒を連ね、アクティビティ派にはもってこい。各ホテルも近いので、ビーチバーなどのアメニティ施設も充実、いちばん遊びやすいエリアといえそう。

というわけで人も多く、混雑も激しかったりするが、グレイズ・ビーチが比較的アダルトっぽく、欧米観光客の割合も高いようだ。

西側は広々としたビーチ

ワイキキの西側は、アメリカ陸軍博物館前からヒルトン・ハワイアン・ビレッジにかけて、広々とした砂浜が続く。このあたりのビーチレンタルはボートやカヌーが中心。波があまり高くないのでウインドサーフィンにトライするにも絶好のポイント。

砂浜でのビーチバレーや、山側のフォート・デルッシ公園ではローラースケートやスケートボードも楽しめ、またバーベキューグリルも設置されている。

軍関係の施設があることやヒルトンのおひざ元のせいか、浮ついた雰囲気はなく(フォート・デルッシ・ビーチ)、ヒルトンに近づくにつれて(デューク・カハナモク・ビーチ)、陽気なアメリカンビーチになっていく。

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