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【タイの首都バンコク】美しい年始年末行事、ニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」と名所のライトアップを紹介!

Taeko

Taeko

タイ特派員

更新日
2025年1月8日
公開日
2025年1月8日
ecobkk

2024年年末~2025年年明けにかけて行われたタイの首都バンコク都内の美しい年始年末行事について、今回は、商業施設「アイコンサイアム」前と暁の寺「ワット・アルン」前で繰り広げられたニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」、タイ国有鉄道「フアランポーン駅」前のプロジェクションマッピング、寺院「ワット・サケット」のライトアップの様子を中心に紹介します。

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はじめに

みなさま、サワディーピーマイカ(新年おめでとうございます)!

近年、タイ国内各地で、年明けのタイミングで花火が上がることが多くなったように感じられます。去年のプーケットでの年越しについては、記事「【タイ・プーケット旅行】パンガー湾の島々を観賞できる絶景ホテル「サメットナンシーブティック」でカウントダウン! | 地球の歩き方」で紹介しましたが、今回は、タイの首都バンコクで見られる年始年末行事として、商業施設「アイコンサイアム(ICONSIAM)」前と寺院「ワット・アルン(暁の寺)」前で繰り広げられたニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」の一環で打ち上げられた花火、バンコクの玄関口のひとつであるタイ国有鉄道「フアランポーン駅」前のプロジェクションマッピング「黄金の丘寺院(ワット・サケット)」のライトアップの様子を中心に紹介します。

アイコンサイアム前のニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」の花火

  • ©︎ecobkk アイコンサイアム前で打ち上げられたニューイヤーカウントダウン花火
  • ©︎ecobkk アイコンサイアム前で打ち上げられたニューイヤーカウントダウン花火
  • ©︎ecobkk アイコンサイアム前で打ち上げられたニューイヤーカウントダウン花火

まずはじめに、タイの首都バンコクにある商業施設「アイコンサイアム(ICONSIAM)」前で開催されるニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」※の一環で打ち上げられる花火を紹介します。バンコクでは、「アイコンサイアム(ICONSIAM)」前以外の場所でも年明けと共に花火が上がりますが、アイコンサイアム前が一番豪華だろうと言われています。

筆者は、今回初めて観賞しましたが、少し前の記事「タイ・バンコクで楽しめる!光と文化の祭典「Vijit Chao Phraya(華麗なるチャオプラヤー)」の開催要領(2024年11月16日~12月15日まで) | 地球の歩き方」で紹介した数年前から11月~12月の期間中に見られるVijit Chao Phrayaの花火も綺麗ですが、「アイコンサイアム(ICONSIAM)」前のカウントダウン花火はそれ以上に大迫力の花火だと感じました。

また、今年は、BLACKPINKのリサ(ラリサ・マノバン)が、ニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」に出演し、ヘッドライナーを務めたと報じられています。正面の建物等から、望遠レンズ等で撮られた写真がFacebook等に投稿されており、観客の多さとその美しい写真にも大変驚かされました。

12月29日~3日間開催された「アイコンサイアム(ICONSIAM)」でのカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」への入場方法等については、「アイコンサイアム(ICONSIAM)」のウェブサイト(こちら)で紹介されています。2025年1月1日0時から打ち上げられる「アイコンサイアム(ICONSIAM)」前の花火を無料で観賞できる公共の場所は、「Chaloem Phrakiat Park」、「Sathon Pier」、「Wat Suwan Pier」、「CAT Bang Rak」、「Khlong San Pier」、「Holy Rosary Church」、「Lhong 1919」の他、私が思いつくのは、BTSサパンタクシン駅近の「タクシン橋」やMRTサナムチャイ駅やサムヨット駅等から徒歩約15分程度のところに位置する「チャオプラヤースカイパーク」の一部エリアですが、実際、そのエリアに行ったタイ人写真家さんの投稿や話によると、どちらも、19時前後から人が集まって、場所取り等が行われていたようです。橋のほうは歩道で座る場所がほぼないと思うので、長時間の待ち時間はかなり疲れそうですが、花火は、大変人気の年始年末の行事だということがうかがえますね。

「アイコンサイアム(ICONSIAM)」周辺で花火が見られるカフェ・レストランやホテル等も普段とは異なる料金設定になっていたようですが、数日前には、ほぼ完売になったのではないかと思われます。筆者は、コンドミニアムの屋上から有料で写真を撮らせてもらいました。

イベントは終了しましたが、アイコンサイアムでは、「The Iconic Moments: Capturing the Countdown」というテーマで花火のフォトコンテスト(2025年1月3日締切)を開催し、カウントダウン・イベントを末永く共有するべく、2025年1月10日から31日までアイコンサイアム内のデジタルスクリーン及びオンラインで受賞作品を展示する予定になっています。

ワット・アルン前のニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」の花火とドローンショー

  • ©︎ecobkk タラートノイ地区から見たワット・アルン方面のニューイヤーカウントダウン花火
  • ©︎ecobkk タラートノイ地区から見たワット・アルン方面のニューイヤーカウントダウン花火
  • ©︎ecobkk タラートノイ地区から見たワット・アルン方面のニューイヤーカウントダウン花火
  • ©︎ecobkk タラートノイ地区から見たワット・アルン方面のニューイヤーカウントダウンのドローンショー
  • ©︎ecobkk タラートノイ地区から見たワット・アルン方面のニューイヤーカウントダウンのドローンショー
  • ©︎ecobkk タラートノイ地区から見たワット・アルン方面のニューイヤーカウントダウンのドローンショー

寺院「ワット・アルン(暁の寺)」近くの「Nagaraphiron Park」においても、12月28日~1月1日にかけて、ニューイヤーカウントダウンイベント「Amazing Thailand Countdown 2025」の催しが行われました。

「Thailand Festival」のFBによると、ワット・アルン前でも約7分の花火があがるという情報がタイ語で掲載されていました。筆者はたまたまアイコンサイアム方面とワット・アルン方面の両方を見られる場所にいたのですが、当日見たところ、今回は、ワット・アルン前の花火が数秒先に上がり始め、続いて、アイコンサイアム前の花火の上がり始めました。そして、アイコンサイアム前の花火が終わるか終わらないか位のタイミングからワット・アルン前のドローンショーが始まったので、アイコンサイアム前とワット・アルン前のショーはほぼ同時刻という理解でよいと思われます。

カメラを2台設置して少しずつ撮影しましたが、ワット・アルン周辺の花火も大変豪華な印象を受けました。

筆者は、ワット・アルンの小仏塔4つが見える方角からではなかったので、筆者の写真ではワット・アルン前の花火が建物で遮られましたが、ドローンの文字は読むことができて、とても感動的な眺めでした。なお、ドローンで表示される絵や文字の中に、「Grand Tourism and Sports Year 2025」という文字があり、今年、タイはスポーツに力を入れる年だということがうかがえました。

近くにいた人が、去年もワット・アルン前でも花火は見られたとのことでしたが、ワット・アルン前の花火は来年もあるとは限りませんので、その点、ご了承ください。ワット・アルン前にも、広場、カフェ・レストラン、ルーフトップバー、ホテル等多数ありますので、そこから毎年花火が楽しめるとしたら、とても魅力的なことですね。

ワット・アルン対岸のカフェレストランには、以下が挙げられますが、観賞を希望される方は、事前の確認や予約をおすすめします。

1.レストラン「イート・サイト・ストーリー(Eat Sight Story Deck)」

URL:http://www.eatsightstorydeck.com

2.レストラン「イータリー・アンド・バー(Eatery and Bar)」

URL:https://www.salahospitality.com/rattanakosin/dine/eatery-and-bar/
※ホテル「サラ・ラタナコーシン・バンコク(sala rattanakosin Bangkok)」内

3.ルーフトップバー「ザ・ルーフ(The Roof)」

URL:https://www.salahospitality.com/rattanakosin/dine/rooftopbar/
※ホテル「サラ・ラタナコーシン・バンコク(sala rattanakosin Bangkok)」内

4.レストラン「ビター・デッキ(Bitter Deck)」
URL:http://www.salaarun.com/dining-experience/
※ホテル「サラ・アルン(Sala Arun)」内

5.ルーフトップバー「イーグル・ネスト(Eagle Nest rooftop bar)」
URL:http://www.salaarun.com/photo_gallery/
※ホテル「サラ・アルン(Sala Arun)」内

6.レストラン「ザ・デッキ・レストラン(The Deck Restaurant)」
URL:http://www.arunresidence.com/dinning-experience/
※ホテル「アルン・レジデンス(Arun Residence)」内

7.レストラン「スパンニガー・イーティングルーム(SUPANNINGA EATING ROOM BY KHUNYAI)、ターティアン(Tha Tien)店」

URL:http://www.supannigaeatingroom.com

8.リヴァ・アルン・バンコク(RivaArunBangkok、ริว่าอรุณกรุงเทพฯ)

URL:https://www.rivaarunbangkok.com/en/?partner=6212&utm_source=google&utm_medium=gmb&utm_campaign=web_link

カフェ「ViVi ザ・コーヒー プレイス」や「Horsamut」からもワット・アルンは見えますが、通常0時過ぎまでは営業していませんので、カウントダウンイベント時も営業していない可能性が高いです。

また、無料の花火観賞場所として、記事「タイの首都バンコク三大寺院のひとつ「ワット・アルン(暁の寺)」のフォトスポット3選 | 地球の歩き方」で紹介した以下のスポットも挙げておきます。

1.橋「メモリアル・ブリッジ(英語:Memorial Bridge、タイ語:สะพานพุทธ、読み方:サパンプート)」。メモリアル・ブリッジは、ラマ1世橋(The King Rama I Bridge)やBuddhayodfa Chulalok Maharat Bridge(สะพานพุทธยอดฟ้าจุฬาโลกมหาราช)と呼ばれることもあります。

2.メモリアル・ブリッジの隣(ワット・アルンからは遠いほうの道路沿い)にあるプラポックラオ橋(สะพานพระปกเกล้า)。橋の上に、2020年6月24日にチャオプラヤー・スカイパーク(Chao Phraya Sky Park)がオープンしており、メモリアル・ブリッジの向こう側にワット・アルンを見ることができます。反対側のエリアを選ぶと、アイコンサイアムやマハナコンタワー等の高層の建築物を見渡すことができるスポットです。

3.地下鉄(MRT)サナムチャイ(Sanam Chai)駅下車徒歩約6分のところにある「ワット・ポー船着場(英語:Wat Pho Pier、タイ語:ท่าเรือวัดโพธิ์、読み方:タールア・ワットポー)」。Pratu Nokyung Alleyのつきあたり右手には、ホテル「アルンレディデンス」があり、突き当りの祠のような工事中のような建物の入口近くの隙間から入ったところが、ワット・アルンのフォトスポットになっています。Google mapを見ると、Pratu Nokyung Alleyという小路のつきあたりにあるPublic View Pointです。もう一カ所、Google map内で、この近くにあるViewing Pointと記載されている場所がありますが、ここ数年、緑のフェンスが張られていましたが、先日行くと、緑のフェンスがなくなっていましたので、どちらの通りからもワット・アルンとその周辺の花火が見られると思ってもよさそうですが、ワット・ポー船着場のエリアのほうがスペース的には広くておすすめでしょう。ただ、今回、当日現地へ行っていませんので、一般の方がどの程度入れるかどうか不明ですので、その点ご了承ください。これまでの経験上、このエリアからドローンは綺麗に見られると思いますが、目の前で上がる花火はかなり大きいと思いますので、少し離れたカフェレストラン等からのほうが見やすい気はします。

【補足】「ラーチニー船着場(英語:Rajinee Pier、タイ語:ท่าเรือราชินี、読み方:タールア・ラーチニー)は通常19時頃には閉鎖となり、川沿いのエリアは立ち入り禁止になりますので、カウントダウンイベント時は入場できない可能性が高いですが、特別な日はオープンしている可能性がありますので、興味のある人で余力のある人は事前にアクセス可能か確認しておくとよいでしょう。

フアランポーン駅駅舎に映し出されたプロジェクションマッピング

©︎ecobkk 2025年1月1日午前1時過ぎ(カウントダウン花火鑑賞後)にタイ国有鉄道フアランポーン駅前で駅舎を撮影

ニューイヤーカウントダウン花火を見た帰り道、Bangkok Illumination Festival※開催中のフアランポーン駅の駅舎前を通ると、年明けに合わせて、Happy New Yearのライトアップが映し出されたプロジェクションマッピングが見られました。私がいたのは数分ですが、その日の夕方以降に来た人の写真や動画をSNSで見ていると、右の両端の白い部分にもカラフルな文字やライトアップが施されたショーが見られたようです。

来年の年明けもライトアップされるかどうかは不明ですが、来年もまた見たくなる風景の1つです。

※Bangkok Illumination Festivalについては、記事「2025年1月5日まで9ヶ所で開催中の「Bangkok Illumination Festival(バンコク・イルミネーション・フェスティバル)」にムーデン登場! | 地球の歩き方」で紹介済みです。

路線によるかもしれませんが、1月1日当日は午前2時ちょっとすぎまで電車の運行があるとのことで、筆者は1時過ぎに地下鉄(MRT)のフアランポーン駅からスクンビット駅まで移動して帰りました。切符売り場は大行列でしたが、売り場以外はそれほどの混雑はありませんでした。バスなどを利用して帰宅している様子をSNSに投稿している人もいて、深夜でも人通りが多く、賑やかな1日未明でした。

タイのバンコクにある黄金の丘寺院「ワット・サケット」のライトアップ

©︎ecobkk タイのバンコクにある黄金の丘寺院「ワット・サケット」の様子(2025年1月4日撮影)

タイ・バンコクの三大寺院ではないので、観光客の方にはまだあまりなじみがないかもしれませんが、タイ在住者の間では有名な黄金の丘寺院「ワット・サケット」について紹介します。

地球の歩き方特派員ブログでは、これまで、「黄金の丘寺院(ワット・サケット)」については、「バンコクの町並みを一望できる!黄金の丘寺院「ワット・サケット」@タイ・バンコク | 地球の歩き方」や「【お知らせ】バンコクの黄金の丘寺院(ワット・サケット)の仏塔部分が改修工事中 | 地球の歩き方」や「【お知らせ】バンコクの黄金の丘寺院(ワット・サケット)の改修工事が終了し、年に一度のお祭りがまもなく開催!(2024年11月8日~17日) | 地球の歩き方」等で紹介してきましたが、筆者は、今回初めて、年始年末(12月27日~1月5日迄)の期間中、仏塔部分に赤い旗が施され、綺麗なライトアップがなされていることを知りました。

儀式の詳細等は、Facebookで紹介されていますが、専門用語の多いタイ語なので割愛させてもらいますが、遠くから見ても特別感を感じられました。その他の寺院でも、新年のお祝い儀式(スアットモン・カームピー:年越し読経)をしているようなところはありそうでした。多少日時は前後しそうですが、例年、黄金の丘寺院(ワット・サケット)では、同様の儀式が行われるのではないかと推測します。機会があれば、期間中、黄金の丘寺院(ワット・サケット)を訪問してみてはいかがでしょうか。

最後に

以上、タイの首都バンコクでの年始年末の過ごし方として、ニューイヤーカウントダウンイベントを中心に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。人が多いのが苦手な人には少し憂鬱になるイベントかもしれませんが、場所をうまく選べば、人の多さもほとんど気にせず過ごすことができ、美しい風景を楽しめるタイ・バンコクならではのイベントです。タイ・バンコク観光旅行中の方のみならず、在住者にとっても大変人気のイベントになっていますので、期間中、バンコク滞在予定の方は一度はご覧になってみてはいかがでしょうか。筆者は在住13年目にして初めてでしたが、とても思い出に残る眺めを堪能できて、来年の年越しもバンコクで過ごしたい!と強く思うほどでした。次年度以降のタイ・バンコク観光旅行や滞在時の参考になれば幸いです。それでは、皆様、サワディーカー。

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