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【静岡】静岡在住のお茶好きがおすすめする「お茶カフェ」3選

加藤朋子

加藤朋子

神奈川特派員

更新日
2025年5月4日
公開日
2025年5月10日

日本で最もお茶の生産量が多い静岡県。「お茶どころ」として有名ですが、街を歩くと所々に「お茶カフェ」が点在しています。今回は、豊かなお茶に恵まれた静岡で、地元の人がおすすめする「お茶カフェ」3選をご紹介します。

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閑静な住宅街に佇む、お茶屋直営の緑茶カフェ

  • 店舗外観
  • 茶器
  • メニュー

JR清水駅から徒歩約15分。閑静な住宅街にあるのが、静岡茶の販売店「ハシモト茶業」が営むカフェ「喫茶去(きっさこ)」。1907年創業の老舗販売店ですが、「美味しいお茶を気軽に楽しんでもらいたい」、そんな想いから2021年にリニューアルしてカフェを併設しました。店内入り口では、素敵な茶器がお出迎え。茶器の他にも甘味や家庭用・贈答用のお茶など、たくさんのアイテムが揃います。店内はカウンターもありますが、今回はテーブル席に座らせていただきました。同店のメニューは喫茶(4種)と、お茶屋のかき氷(夏期限定)。今回は喫茶の中から、お菓子付きの「お茶セット」を注文しました。

抹茶セット(お菓子付き)

抹茶と一緒に添えられているのは、さつまいもがたっぷり入った羊羹。溢れんばかりに入っています。パクッと食べたあと、抹茶をひと口。滑らかな舌触りの泡と、ほんの少しの苦味、そして羊羹の甘味が絶妙なバランスで、口の中に広がります。

これだけでも、「さすがお茶の専門店!」と言いたいところですが、抹茶以外も美味しそうだったので、「和紅茶セット(お菓子付き)」も注文しました。しばらく待つと、長めのカップに入った、熱々の和紅茶が登場。可愛らしい急須が目を引きます。

  • 和紅茶セット(お菓子付き)
  • 長めのカップが印象的
  • 和紅茶セットのお菓子

先にお茶を飲もうか、お菓子をいただこうか迷っていると、「お抹茶は先にお菓子をいただいてから抹茶を飲みますが、和紅茶はお茶を飲んでからぜひどうぞ」と声をかけてくださいました。「抹茶セット(お菓子付き)」に添えられていた羊羹は店内で販売しているものですが、この日の「和紅茶セット」のお菓子は一味違います。深みのあるグリーンが印象的ですが、中には、たくさんのお豆が。オーナーが「今日のお菓子は、私の友人の手づくりなの」と話してくれました。見て楽しい、飲んで美味しい、心がホッとするセットとは、まさにこのこと。甘すぎない、上品な味わいは和紅茶とピッタリ!

煎茶セット(お菓子付き)

続いては「煎茶セット(お菓子付き)」です。手前の小さめの茶器に、煎茶を淹れた状態で持ってきてくれます。一口飲むと、優しい甘味が広がり感動もの。「煎茶ってこんなに甘いんだ」と、改めて驚かされます。

  • 2〜3杯目の煎茶
  • 急須の茶葉

2杯目以降は自分でお湯を足していただくのですが、見てください。2〜3杯目でも、この濃さ。ポットをくださったので、6〜7杯ほどいただきましたが、最後まで変化を味わいながらいただくことができました

急須の茶葉も、ふんわりと柔らかく広がっています。蓋を開けたときの香りで、余韻までも楽しめること間違いなし。

 

駐車場の看板

ついつい長居してしまう、居心地の良さも「喫茶去」の魅力。私もすっかり時間を忘れて、くつろいでしまいました。清水駅からも歩けますが、お車でお越しの方は、この看板前に4台まで停められます。なお、第二土曜日はランチメニューとして信州安曇野で穫れたそば粉を使用した、店主・手打ちの「お蕎麦セット」(※要予約)を食べられるので、こちらもお見逃しなく。丁寧に淹れるお茶で、美味しい時間をお楽しみください。

◾️喫茶去(きっさこ)
住所:〒424-0806 静岡市清水区辻5丁目1-21
電話番号:054-364-3737
営業時間:10:30~17:00(お茶の販売は10:00~18:00)
定休日:日曜日、祝日
駐車場:あり(4台)
※ペットの同伴不可(補助犬のみ可)
https://www.instagram.com/kissako_hashimotocha/

開放的なテラス席でいただく絶品ソフトクリーム

  • 佐藤園前の道路
  • のぼりが目印
  • MATCHA PLACE

静岡駅から本山地域へ向かって車を走らせること30分ほど。地元の人も足繁く通う「佐藤園」に到着しました。中でも、大原は優れた新芽が育つお茶の里。ここに美味しいと評判のソフトクリームがあるんです。

ソフトクリーム

店内には自慢のお茶が並んでいますが、カフェメニューもズラリ。今回のお目当て「ソフトクリーム」を注文したのですが、思わず「濃い!」と声が出てしまうほど濃厚な味わい。自社製高級抹茶をふんだんに使用した、贅沢な一品でした。山々が目の前に広がる自然豊かな場所なので、テラス席は特等席。ぜひ爽やかな風を感じながら、美味しいひとときをお過ごしください。

  • 大判焼き
  • 抹茶

大判焼きは、餡がたっぷり入っていて、ずっしりと重みを感じます。抹茶を練り込んだ生地と餡とのバランスがGOOD。食べ応え抜群でした。

カフェメニューはドリンクも充実しているのですが、抹茶(ストレート)の量にも驚きです。抹茶がメニュー表にあること自体は、不思議ではないのですが、抹茶ラテなどと比べて、量が少なめで出てくるお店も少なくありません。でも「佐藤園」は一味違います!ラテなど他のドリンクと同じ量で出てくるので、これだけでも大満足。さらに、スタッフの方が「夏には利益ど返しで、たっぷり抹茶を使用した『抹茶あずきかき氷』が出るので、おすすめですよ」と教えてくれました。抹茶の心地よい苦味と抹茶そのものの甘みを楽しみたい方は、ぜひかき氷もご堪能ください。※かき氷は、夏期(6~9月)限定です。

◾️佐藤園
住所:静岡県静岡市葵区大原1107
電話:054-270-1188
定休日:火曜・第2第4水曜日 ※祝日の場合は、翌営業日振替
https://shop.satoen.co.jp/

清水港の目の前で楽しむ農園カフェ

  • 河岸の市
  • 店内
  • 店内

清水駅から徒歩4分、活気溢れる市場「河岸の市」の中にあるのが農園カフェ「渋川園」。「え?市場の中にお茶カフェがあるの?」と思われる方も多いかと思いますが、海鮮丼のお店が並ぶ市場の中に、お店を構えているんです。上荒茶つめ放題や鈴子缶、渋川園オリジナル本格冷茶などが人気ですが、店内でカフェメニューも楽しめます。

  • 玉露のカップ
  • 玉露のカップ

今回は、ホットの玉露をオーダー。少し温度が低い方が甘味が出て美味しくなりますが、中には「熱々を飲みたい」という方もいらっしゃるそうで、注文する際、レジで「玉露の温度は、お好みがございますか?」と聞いてくれます。

少し待っているとエコカップに入って玉露が登場。サイドを凹ませることができるので、持ち歩きにも便利です。

ソフトクリーム

今回、一緒にいただいたのは抹茶のソフトクリーム。甘さも控えめで、ペロリと一気に食べ進めてしまいました。「河岸の市」に来たなら、新鮮な魚介を楽しみつつ、ほっと一息できる「渋川園」にぜひ立ち寄ってみてください。

◾️渋川園
住所:静岡県清水区島崎町149 河岸の市 いちば館
電話:054-352-7677
https://shop.shibukawaen-greentea.com/

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