カサ・リェオ・イ・モレラ

更新日
2023年1月20日
公開日
2022年8月30日
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カタルーニャにおけるモデルニスモ3大建築家のひとり、リュイス・ドメネク・イ・モンタネール(→P.37)が、モレラ家から依頼を受けて1902~ 1905年に改装した建物。1階は市民戦争で破壊されてしまったが、その後修復され、現在は高級皮革店「ロエベ」(→P.166)の店舗になっている。 見学できるのは、モレラ家の住居として使われていた2階部分。グラシア通りに面してサロンとバルコニー、玄関を挟んで奥にダイニングルームと寝室、中庭がある。内装は当時を代表する芸術家たちが手がけ、ステンドグラス、壁を飾る彫刻やモザイク、寄木細工の床などがすばらしい。また、いたるところに花のモチーフがあしらわれ、“花の建築家”と呼ばれたモンタネールらしく、華やかで気品あふれる建物だ。

写真

  • ダイニングルームのステンドグラス
  • ドアノブから照明まで、細部の装飾も見事
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