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セントメリーズ大聖堂の北に延びるマックォーリー・ストリート沿いには、まだシドニーが英国植民地だった19 世紀の雰囲気を残す建物が並んでいる。 まずセントメリーズ大聖堂の隣にあるのがハイドパーク・バラックスHyde Park Barracks。19 世紀初頭の囚人の宿泊施設として建てられたもので、囚人の過酷な暮らしぶりや建物のその後の推移などを、最新のオーディオビジュアルと当時の品物の展示などでわかりやすく紹介している。現在「オーストラリアの囚人史跡群」のひとつとしてユネスコ世界文化遺産に登録されている施設だ。 ハイドパーク・バラックスの北側にあるのがミントTheMint(旧造幣局)。現在はカフェやオフィスとして利用されているが、パブリックスペースがあり、一部だが建物内部の見学ができる。ミント隣のシドニー病院Sydney Hospital も歴史的価値ある建物。いまだに現役の病院で、映画『ベイブ都会へ行く』のロケ地にもなった所。病院前にはイボイノシシの銅像が立っており、鼻をさすりながら願うと希望がかなうといわれている。続いてNSW 州議事堂Parliament of NSW。議事堂内には博物館があり、議会が開かれていない平日に見学できる。その隣の重厚な建物がNSW 州立図書館State Library of NSW。400 万冊以上の蔵書を誇る巨大図書館だ。