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皆様、サワディーカー。2025年は最大8連休のGW(ゴールデンウィーク)! 4~5月のタイ王国は例年雨季入り直前で、一年で最も蒸し暑く感じるシーズンで、日本でいう7~8月のような気候です。年によっては、4月下旬に嵐が来て大雨に見舞われることもあるのですが、大変暑いシーズンであることを念頭に、今回は、GWにタイ旅行に来る日本人旅行者におすすめの観光地情報を紹介します。
長年、タイ旅行が初めての方におすすめされるのは、タイの首都バンコクにある三大寺院(ワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポー)です。一日でたくさんまわりたい場合は、ガイド付きの車で案内してもらえるツアーを探しましょう。
近年、地下鉄の延伸により、自力での観光もしやすくなりました。GW期間中、筆者がおすすめするのは、ラーマ1世が僧侶が法を学ぶために建てるように命じた古くからある王宮寺院「ワット・ポー」。タイ最古の大学とも言われています。地下鉄(MRT)のサナムチャイ(Sanam Chai)駅から徒歩約5分でアクセスできます。
ワット・ポーには、ラーマ3世によって造立された全長46m、高さ15mの涅槃仏(寝釈迦像と呼ばれることもあります)と仏教の世界観を現す108の図が螺鈿(らでん)細工によって描かれた仏像の足の裏が見所です。また、20バーツと引き換えにコインを受け取り、108つの鉢にコインを1枚ずつ入れていくことで煩悩を捨てられると言われています。
施設名:ワット・ポー(タイ語:มิวเซียมสยาม、英語:Museum Siam)の情報
アクセス:MRTブルーラインのサナムチャイ駅サナムチャイ(Sanam Chai)駅から徒歩約5分。
開館日時:8:00-18:00
入館料:外国人300B(※120cm以下の子どもは無料)
服装規定:寺院のため、露出の激しい服装はお控えください。肩が出る服(ノースリーブ、タンクトップ)、膝の出るショートパンツ、ミニスカート、ビーチサンダルでは入ることができません。
Facebook:https://www.facebook.com/watphonews/
ワット・ポーとセットでまわりたいスポットとして、地下鉄サナムチャイ駅直結の「サイアム博物館」があります。以前、記事「日本語で「タイ」の文化や歴史を学べる!「バンコク国立博物館」と「サイアム博物館」で紹介したここでは、「タイらしさ」とはを学ぶことができます。タイらしいお土産も購入でき、エアコンの効いたエリアがあるので、日中、暑さをしのぐのにもよいと思います。
施設名:サイアム博物館(タイ語:มิวเซียมสยาม、英語:Museum Siam)
住所:4 Sanam Chai Rd, Khwaeng Phra Borom Maha Ratchawang, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200, Thailand.
アクセス:MRTブルーラインのSanam Chai駅から徒歩1分。
開館日時:10:00-18:00(最終受付時間は17:30、休館日:月曜)
入館料:以前は、外国人200B、タイ人100B(60歳以上、15歳未満、60歳以上は無料)でしたが、お知らせ通り、タイ人も外国人も同額の大人100B、学生50Bになったようです。
ホームページ:https://www.museumsiam.org/
寺院「ワット・アルン(暁の寺)」の対岸では、「ワット・ポー船着き場」がワット・アルンの人気撮影スポットになっています。特に、夕焼けの時間になると、たくさんの人が集まり、写真撮影に励んでいます。
ワット・ポー船着き場近くでは、ワット・アルンを見ながら食事できるカフェレストラン、バーは、記事「徹底解説! ワット・アルンを100倍楽しむ旅行術(2019年完全保存版)(タイ・バンコク)等で以下の7店を紹介しましたが、現在、サナムチャイ駅から徒歩10分圏内でアクセスできるようになっていますので、大変便利になりました。イベント開催時等や事前予約すると、料金が大変高くなってしまったり、満席と言われることが多いのですが、強いこだわりがなければ、たくさんのお店があるので、2、3人であれば、時間帯によってはウォークインで入れますので、興味のある人は是非訪問してみてください。
GWの時期であれば、記事「【2024年】寺院「ワット・アルン」を観賞できるホテル追加2選」で紹介したホテル「リヴァ・アルン・バンコク(RivaArunBangkok)」のルーフトップレストラン「RivaArunBangkok」からの眺めが太陽もセットで見られていいのではないかと思います。
(1)レストラン「イート・サイト・ストーリー(Eat Sight Story Deck)」
ホームページ:http://www.eatsightstorydeck.com
(2)レストラン「イータリー・アンド・バー(Eatery and Bar)」
ホームページ:https://www.salahospitality.com/rattanakosin/dine/eatery-and-bar/
※ホテル「サラ・ラタナコーシン・バンコク(sala rattanakosin Bangkok)」内
(3)ルーフトップバー「ザ・ルーフ(The Roof)」
ホームページ:https://www.salahospitality.com/rattanakosin/dine/rooftopbar/
※ホテル「サラ・ラタナコーシン・バンコク(sala rattanakosin Bangkok)」内
(4)レストラン「ビター・デッキ(Bitter Deck)」
ホームページ:http://www.salaarun.com/dining-experience/
※ホテル「サラ・アルン(Sala Arun)」内
(5)ルーフトップバー「イーグル・ネスト(Eagle Nest rooftop bar)」
ホームページ:http://www.salaarun.com/photo_gallery/
※ホテル「サラ・アルン(Sala Arun)」内
(6)レストラン「ザ・デッキ・レストラン(The Deck Restaurant)」
ホームページ:http://www.arunresidence.com/dinning-experience/
※ホテル「アルン・レジデンス(Arun Residence)」内
(7)レストラン「スパンニガー・イーティングルーム(SUPANNINGA EATING ROOM BY KHUNYAI)、ターティアン(Tha Tien)店」
ホームページ:http://www.supannigaeatingroom.com
寺院「ワット・ポー」~ワット・ポー船着き場の近くには、眺めの良いレストランの他、たくさんのカフェレストランやお土産屋さんが立ち並んでいます。
日本食とは異なるタイ料理メニューを取り扱うお店が多いので、日本からの旅行者の方にはどのお店も目新しいと思いますが、暑い季節に旬を迎えるマンゴーを取り扱ったお店「Make Me Mango Tha Tian/เมก มี แมงโก้ ท่าเตียน」やバタフライピー(蝶豆)を使った青いドリンク等が飲めるお店「Blue Whale Local Eatery/บลูเวล คาเฟ่」等が近くにあります。
また、ワット・ポー船着き場のわりと近くには、タ―ティエン船着き場があります。日中であれば、タ―ティエン船着き場は、屋台で賑わっています。タ―ティエン船着き場からはワット・アルンまで、船で5バーツでアクセスできます。ワット・アルン周辺には、近年、たくさんのタイ衣装レンタルショップができ、150バーツ前後からレンタルでき、写真撮影サービス(1000バーツ程~)のようです。暑さが気になるところですが、興味のある方は是非体験してみてはと思います。
王宮と最高の格式を誇る王室守護寺院「ワット・プラケオ」もわりと近くにありますので、体力のある人は合わせて見てまわることもできると思いますが、合わせて観賞できる別のチケットがついていることがあるので、別日の訪問をおすすめします。詳しくは、記事「バンコクはここを押さえれば大丈夫!定番の王宮・寺院「ワット・プラケオ」から大人気チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット、アイコンサヤームまで」を参考にしていただけたらと思います。
タイ・バンコク観光では、三大寺院が大変有名ですが、巨大仏像ができたことでさらに有名になった寺院「ワット・パクナム」もバンコク新観光名所の1つです。境内にある高さ80メートルの白い大仏塔の5階にある美しいエメラルド色の仏塔(仏舎利奉安塔)と天井に描かれた仏伝図(仏画)も美しいと大変話題の寺院です。なお、バンコク三大寺院は、外国人入場料が高いですが、ワット・パクナムは入館無料で、参拝できます。
2024年9月14日付の記事「【お知らせ】バンコクのワット・パクナムの巨大仏像、修繕工事中」でお知らせしていましたが、ワット・パクナムの大仏様の修繕工事が予告より随分長引き、2025年3月時点でも緑色の布に覆われた状態になっていましたが、2025年3月8日に、お顔がようやく拝見できるようになりました(Facebook参照)。
2025年3月2日に、近隣住民の人に尋ねたところ、4月には完成するだろうとのことです。GWに全ての修繕工事が終了しているかどうかはまだ分かりませんが、お顔は拝見できるようになっていますし、GWに見に行くのはちょうどよい頃だと思います。
ワット・パクナムの巨大仏像は、寺院敷地内でも観賞できますが、記事「タイ・バンコクの寺院「ワット・パクナム」の巨大仏像が見えるカフェ3軒巡り」 で紹介した「小さなカフェ「Tt:Trok Talatphlu(ตรอกตลาดพลู、トロック・タラートプルー)」」、記事「寺院「ワット・パクナム」の巨大仏像を観賞できる新スポット2選」で紹介したバンコクヤイ運河沿いにできたカフェレストラン「ウールアカフェ(Uruea Cafe、อู่เรือ คาเฟ่)」やダン運河沿いにある「ワットパークナム大仏撮影スポット(จุดถ่ายภาพพระใหญ่วัดปากน้ำ 、พระพุทธธรรมกายเทพมงคล)をおすすめします。
タイ旅行、バンコク観光といえば、上述の4つの寺院観光が大変有名ですが、コロナ明け以降、旅行者も増え、観光しづらいと耳にすることも増えました。
タイ語教室や写真教室では、MRTサムヨート駅やセンセーブ運河のパンファー船着き場からアクセス可能の寺院「ワット・サケット(黄金の丘寺院)」へよく行きます。例年開催されるテンプルフェアのシーズンには大変多くの人が集まりますが、GW期間中であれば、そこまで人も多くはなく、観光しやすいと思います。また、赤い階段を上っていくと、俯瞰でバンコクの街並みを見渡すことができるのは、ワット・サケットならではの魅力だと感じます。
また、徒歩圏内に、下のタイルに映り込むリフレクションが綺麗と話題になることが多い「ワット・ラーチャナダラム」もありますし、こちらもロハプラサートの建物の上にのぼって、少しですが、街並みを見渡すことができます。
ワット・サケットからサムヨート駅へ移動する道中、少し寄り道をすると、鳥居のように見える「サオチンチャー(Giant Swing)」や旬のマンゴーを使ったティータイムを楽しめるカフェ「The Gingerbread House」、夕方からオープンの「Swing Bar by Ching Cha」(記事「巨大ブランコや寺院観賞ができる「スイングバー(Swing Bar by Ching Cha)」はリーズナルな飲食店」で紹介済み)等もあります。
サムヨート駅周辺には、徒歩圏内で、この他にも、寺院やカフェがたくさんあります。Google mapやSNSなどを参考に、オリジナルの旅行を計画するのがとても楽しいのでは、と思います。
大変暑いGWのタイ・バンコク観光におすすめなのは、やはり冷房の効いた環境。サイアム駅近くであれば、ショッピングモールがたくさんあり、すぐに、休憩しやすいのも魅力です。
「サイアムパラゴン」前のディスプレーはいつもかっこよいですし、「サイアムスクエアワン」のエリアはタイの若者を対象とした店舗がいくつもあり、都会の活気あふれるエリアだと感じます。
また、「サイアムパラゴン」内には、涼しい環境下で楽しめる水族館もあります(記事「東南アジア最大の水族館「シーライフ・バンコク・オーシャンワールド(Sea Life Bangkok Ocean World)」」で紹介済み、値段等は変化していますので、公式サイト等でご確認ください)。
さらに、セントラルワールド周辺エリアまでスカイウォークでの移動が可能で、近くに、パワースポットもたくさんあります。以前、記事「タイの首都バンコクの中心街ラチャプラソン地区の寺社巡り~八福神参拝」で神様スポットを紹介しましたが、一カ所選ぶとしたら、どんな願い事をしてもよいと言われる「エラワンの祠」(記事「タイの至る所にある祠の意味と、タイ・バンコクで人気の「エラワンの祠」のご紹介」で紹介済み)への参拝をおすすめします。
個人的に大好きなのが歴史を感じられるアユタヤ遺跡巡りです。ただ、GW期間中は日中大変暑くなることが予想されるタイなので、ツアー等で夕方からのアユタヤ遺跡巡りがおすすめだと感じます。なお、夕焼けの空やライトアップされた遺跡は日中とはまた異なる雰囲気を楽しめるのが魅力です。
また、暑いですが、雨季に入ると、アユタヤは冠水することがある川沿いのレストランでの食事もGW期間中は可能で、雰囲気がよく、おすすめです。アユタヤの川エビはおいしいのですが、他のメニューに比べて大変高くなっていますので、値段を確認してから注文しましょう。
タイでは年中海水浴ができるイメージもありますが、特に、暑い季節には海に行きたくなります。タイ・バンコクから、陸路でアクセスできるパタヤのビーチでは、海水浴のみならず、様々なアトラクションを楽しむことができます。また、綺麗なビーチで泳ぎたい人は、パタヤから大型船で30分程(片道約50バーツ)でアクセスできるラン島のビーチがおすすめです。ラン島の中では、ティエンビーチが砂浜の石が痛くなく、一番のお気に入りです。バンコクからラン島へは日帰りも可能ですが、パタヤに宿泊して、海の見えるカフェレストランで食事したり(記事「タイ・パタヤのとってもおいしい&お洒落なカフェレストラン「The Lunar Beach House Pattaya」」で紹介済み)、近くの寺院観光巡り等も楽しむのも魅力的です。
記事「【タイ・チョンブリー県】タイランド湾を見渡せるパタヤの絶景フォトスポット「カオプラタムナック(จุดชมวิว เขาพระตำหนัก)」」
記事「タイ王国チョンブリー県パタヤにある寺院「ワット・プラヤイ・パタヤ」を観光」
筆者は、親族が来タイのたびに、ラン島へのアクセスが便利なホテル「Siam Bayshore Resort Pattaya」を利用していましたが、朝食ビュッフェの種類もわりと豊富で、上記2ヶ所の観光スポットも比較的近くて便利でした。
タイの夏季にあたるGW期間中に、タイでゴルフをするのは大変暑くて拷問のように感じるかもしれませんが、雨季に入ってしまうと、雷等も少なくなく、途中で中止になってしまうことがありますので、雨季入り前の今がベストシーズンではないかと思います。
これまで、ユニークなコースレイアウトや風景で旅行気分をも楽しめると感じたタイのゴルフ場を紹介してきましたが、以下にまとめてリンクしておきます。家族の長期休暇の際には、筆者も再訪予定です。各地域には、それぞれ観光名所がたくさんありますので、合わせていくと、より充実のタイ旅行になると思います。
●記事「タイ・パタヤ南部の絶景ゴルフ場「チーチャンゴルフリゾート」」
●記事「タイ・カンチャナブリー県の絶景ゴルフ場「グランドプリックスゴルフクラブ(GRAND PRIX GOLF CLUB)」」
●記事「タイ・バンコク近郊ナコンパトム県内にある素晴らしい「ニカンティゴルフクラブ(Nikanti Golf Club)」とは」
●記事「タイ・バンコクから陸路で行ける、ホアヒンで人気のゴルフ場2選」
●記事「タイのイタリア⁉絶景ゴルフ場「トスカーナバレーカントリークラブ(Toscana Valley Country Club)」」
以上、GWにタイ旅行に来る日本人旅行者におすすめの観光地情報を紹介しましたが、いかがでしたか。
上記エリアの他にも、魅力的なところはたくさんありますが、アクセスのしやすさ、筆者がわりと詳しいバンコク及びバンコク近郊のエリアを中心に選んでみました。
季節の変わりめということもあり、天候は変わりやすく、暑さと突然の雨に要注意のシーズンになっています。セブンイレブン等で雨合羽を50バーツ程度で購入することもできますが、タイ旅行の際には、晴雨兼用傘持参がおすすめです。
本記事がみなさまのタイ旅行の参考になれば嬉しいです。それでは、皆様、サワディーカー。