
GWを過ごすのにおすすめの観光スポット特集
2025.4.11
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こんにちは。東伯郡琴浦・鳥取特派員「miumiu」です。
さぁ、4月に入り気持ちも新たになんぞかんぞスタートさせるのによい季節ですネ。そして、ポカポカ暖かくお出かけ日和な日々に変わりつつある鳥取県ですが、山陰の天気はごっつい気まぐれだに!! 暖かかったと思ったら急に寒くなったりしますけぇ鳥取県にお出かけ予定の方は織物を用意しておくとよいですよ。
今月は、ポカポカ陽気な季節から爽やかな新緑の季節に変わり大型連休に向け鳥取県にお出かけを予定しとんさる方がおんさると思いますので「GW特集」と題して鳥取県東部・西部を中心に”自然を楽しむ”お出かけスポットをご紹介します。
鳥取県東部にある若桜町(わかさちょう)、中国山地の山々に囲まれた自然豊かなまちで、城跡、寺院など古くからの歴史が残り国の重要伝統的建造物群保存地区に認定されたノスタルジックなまち並みも魅力的。歴史を感じながらまち歩きを楽しむとともに、爽やかな季節に国の重要文化財にして日本三大投げ入れ堂のひとつでもある「不動院岩屋堂」と平家一族の歴史を見て感じてみませんか!?
~ということで、「不動院岩屋堂」から少し離れたところにある駐車場に車を置いたら歩いて向かいましょうで!! ポカポカ青空天気のなか歩きながら自然を感じていると身体があたたまって気持ちがいいが~♪ 歩いていると左側に「不動院岩屋堂」の姿が見えてきて気持ちが高まって歩くスピードが早まる。そして、目の前に見える「不動院岩屋堂」の姿にドキドキしながら赤い橋を渡るとともに緊張度が高まるワタクシ。
残念ながら石段を上がって近くで見ることはできませんが、見上げた先にある天然の洞窟に設けられた「不動院岩屋堂」は、大同年間(806~810年)の創建と伝えられ、鳥取県三朝町(みささちょう)にある「三佛寺投入堂」、大分県宇佐市(うさし)にある「龍岩寺奥院礼堂」とともに日本三大投入堂の一つで、昭和28年に国の重要文化財に指定されました。
また、本寺は、かつて妙見山神光寺の一部だったらしく、羽柴秀吉の鳥取城攻めの際に付近を焼き払ったものの岩屋堂だけが焼け残ったと言われています。
「不動院岩屋堂」は、修験道寺院の建築として知られていますが、本尊の不動明王は因幡の黒皮不動として信仰を集めたもので、弘法大師空海が33歳のときに彫刻したと伝えられ、日本三大不動明王としても名高いそうです。ちなみに、3月と7月の最終日曜日に護摩法要が行われ、本尊の不動明王が御開帳されるようですけぇ興味がある方は是非お越しつかぁさい。詳しくは、若桜町観光協会ホームページをご参考ください。
また、「不動院岩屋堂」の横にある「岩屋神社」も岩穴に入り込んだ様に造営されていて神秘的な感じがするだんネ。巨石や洞窟、巨木などには秘められたパワーがあるだらぁか?! 「不動院岩屋堂」もそうですが自然と共有している様を見ているとふと考えてしまいます。
「不動院岩屋堂」、「岩屋神社」前に流れる吉川川の心地のいい音色、また、鳥たちの歌声を聞いているとカラダのなかからスッキリとする感しがする。 自然とともにたくさんのパワーをいただいたけだらぁか?!
そうそう、忘れるところだったが!! 「不動院岩屋堂」の西側に安置されている五輪塔や宝きょう印塔、一説では、平家一族の墓といわれています。また、源平合戦で敗れた平氏の落武者達が、追っ手から逃れ隠れ住んだという地が多く存在していますが、若桜町(わかさちょう)の秘境ある落折(おちおり)もそのひとつで、集落の15戸全戸が「平家」姓を名乗っています。
落折(おちおり)には、平清盛の弟平経盛が隠れ住んだといわれる「平家隠棲の洞窟」、「平経盛の墓」など歴史好きっ子さんにはたまらぬスポットがありますけぇ、新緑の美しい季節にお越しつかぁさい。そして、みなさんの「鳥取旅」が思い出いっぱいになりますように。
住所: 鳥取県八頭郡若桜町岩屋堂
駐車場: あり