【米国・サンフランシスコ】カストロ地区にあるスポーツバー2軒とLGBTQバー

リッキーズの公式オープン初日は、平日にも関わらず、15:30からすでに行列ができていました。入口でバウンサー（用心棒兼ID確認係）にIDを提示し、腕にスタンプを押してもらって、正面がバー右側がダイニングとなっていました。バーはハードリカーも提供できる本格的なカクテルバーでシェイカーを振る姿はかなり様になっていました。

食事は奥にカウンターでオーダーし、番号をもらって席に着くシステム。真新しいオープンキッチンで働いてる人の様子がよく分かり、テキパキ動いる姿はとても清々しいです。

お店の名前は、サンフランシスコのLGBTQ運動のリーダー的活動家だった男っぽい格好のリッキー・ストライチャーさんから付きました。彼女は軍隊に勤務し除隊後は、LAに住み、1944年サンフランシスコに引っ越してきました。しばらくは病院や飲食店に勤め、65年モード（Maud’s）というバーをオープンしました。翌年がサマー・オブ・ラブ。ヒッピーが一気に台頭し始め頃です。ついで78年に2軒目のバーをオープン。どちらも女性の性的弱者のコミュニティーとして確立していきました。1980年代初めにオリンピックをモデルにしたゲイのスポーツイベント（ゲイゲーム）を共同設立、支援しました。彼女が女性のスポーツ支援に貢献したことやWNBA（女性のプロバスケットボールリーグ）元年でもあるタイミングのオープンです。　

女性のためのバーでも3〜4割は男性で、男女のカップルもたくさんきていましたので、ウーメンズとは言っても21歳以上なら気軽に入れます。

■施設名：リッキーズSF
住所： 2223 Market St, San Francisco, CA 94114
電話番号：N/A
営業日・定休日：月曜日定休、火〜木15:30〜22:00金・土11:30〜00:00日11:30〜22:00
URL：https://www.rikkisbarsf.com

同じくマーケットStにあり２軒ほど離れた場所にあるハイトップスは、オープン時はカストロ初のLGBTQスポーツバーとしてかなり話題となりましたが、今はすっかりカストロ地区のシンボル的な存在となりました。コミュニティーの場として議員さんも訪れ、ビール片手に市民の声をきく場所になっています。ローカルビールを中心にこちらもカジュアルなアメリカンフードを提供しています。スポーツイベントには大型テレビの前でみんな総立ちで応援するので全く画面が見えない状態になる事も（しかし、その辺は優しくって前においでよって呼んでくれたりします。アリガト）。

こちらの男女比は7〜8割男性といったところですが、女性も大歓迎！気軽にトライしてみてくださいね。

■施設名：ハイトップスSF
住所：2247 Market St, San Francisco, CA 94114
電話番号：415-320-8575
営業日：毎日12:00〜00:00
URL：https://hitopsbar.com

おっ、その後どうなったかしばらく心配していましたが、オープンしていたのが「バー49」。49とはサンフランシスコの面積（49平方マイル）だそうです。それに絡めて49種類のビール＆ワインが用意されています。ハイトップスの系列のLGBTQバーです。月〜金18:00まではハッピーアワーでドリンク・フードが楽しめます。未体験バーですが、ここは近いうちにハッピーアワーで行ってみようと思います。

■施設名：バー49
住所：2295 Market St, San Francisco, CA 94114
電話番号：N/A
営業日：毎日16:00〜00:00（週末は時間変更）
URL：https://bar49sf.com

28日は、ピンクサタデー。日曜日29日はアメリカ最大規模のサンフランシスコプライドパレードが朝10時キックオフ！シビックセンターのイベント会場と合わせサンフランシスコが最もカラフルになる6月。せっかくこの時期にいらっしゃっていたら是非是非、いつもとちょっと違うバー体験はどうでしょうか？