<2023年6月更新>EU諸国への渡航時に必要となるETIAS(エティアス)とは?
2023.6.13
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2009年1月12日以降、航空機または船でアメリカに渡航するすべての渡航者は、事前に電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」により「電子渡航認証」の取得が義務付けられることになりました。こちらの記事では、ESTA(日本語版)の記入方法について、日本国籍の方を対象に解説します。
目次
アメリカの電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization)=ESTAのことです。
従来のアメリカ出入国カードの一部項目をオンライン上で申請し、ESTAによる渡航認証を取得することにより、アメリカ行きの航空機、船への搭乗が許可されます。このESTAによる渡航認証の取得は、アメリカへの入国が許可されたものではなく、入国の最終決定は入国地において入国審査官が行います。
ESTAによる渡航認証の申請には21ドルの手数料がかかり、クレジットカードでの支払いとなります。
アメリカへビザ免除プログラム(※)を利用して航空機または船で渡航される方は、全員ESTAによる渡航認証の取得が必要です。
ビザ免除プログラムとは?
日本など特定の国の人々がビザを取得しなくても90日以内の商用または観光目的の滞在のためにアメリカに渡航できる制度です。
旅行者は、ビザ免除プログラム参加国の国籍であること、有効な機械読み取り式パスポート(MRP)を所持していることが必要です。
ビザ免除プログラムについて、詳しくは以下をご確認ください。
ビザ免除プログラムを利用して、アメリカを通過(経由)する場合でもESTAによる渡航認証の申請・取得が必要となります。申請はいつでもできるため、アメリカへの渡航が決まったらすぐにESTAによる渡航認証の申請・取得をおすすめします。
遅くとも日本出発の72時間以上前までに申請を行い、渡航認証の取得をしてください。現在、即時承認は利用できなくなりました。
ESTA導入に伴い、航空機または船で渡航される方が従来機内などで記入し、入国時に提出していたアメリカ出入国カード(I-94W)は、2010年6月より段階的に廃止され陸路での入国時のみ記入・提出が必要です。
お手元に、パスポートの個人データのページ(顔写真のページ)とクレジットカードを用意してください。
ESTAトップページにアクセスしてください。
ESTAトップページ:https://esta.cbp.dhs.gov/
上部の「日本語」をクリックし、日本語のトップページを表示させます。
「新規に申請を作成する」をクリックする
画面記載の内容を読み、今回の旅行が該当する場合は、「個人による申請」をクリックします。
「確認して続行」をクリックします。
「はい」を選択します。
「はい」を選択したら「次へ」をクリックします。
・ここは自分の情報を入力する画面です。
・「*」印のある項目は必ず入力が必要です。
質問事項は日本語で書かれていますが、すべて大文字アルファベットで入力、またはプルダウンで該当項目を選択します。
※2022年12月からパスポートの画像アップロードが必須になりました
メールアドレスに送られてきた4桁のコードを入力します。
・ステップ1で記入した内容が表示されます。
・名前の綴り、性別、生年月日、出生地、出生国、パスポート番号、発行日、有効期限、両親、住所、勤務先などの情報に間違いがないか確認します。
・「申請番号」が発行されます。
・「申請番号」を印刷または書き留めてください。
・後で支払いまたは状況確認をするときに必要になります。
・「支払い手続きの期間」までに支払いをおこなってください。
・「渡航認証承認」であれば、ビザ免除プログラムでの渡航が許可されました。
・領収書には氏名、生年月日、申請番号、パスポート番号、有効期限などが表示されます。
・右上の「印刷」をクリックして印刷し、手元に保存しておいてください。
・これでESTAの登録は完了です。