フランス・ストラスブールの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット

まずはその歴史的な町並みを散策しよう。石畳の道や木組みの家が立ち並ぶ旧市街は、まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気だ。特に「プティット・フランス」と呼ばれるエリアは、運河に囲まれた風景が美しい。歴史を感じさせる建物や小さな橋を渡りながら、ストラスブールの過去と現在が交錯する瞬間を楽しめる。

アルザス地方ならではの食文化が楽しめる美食の街。特におすすめなのが、フランスとドイツの影響を受けた郷土料理「タルト・フランベ」や「シュークルート」。薄焼きの生地にクリームとベーコンをのせて焼き上げたタルト・フランベは、軽くて食べやすく、地元ワインとの相性も抜群。また、豚肉とザワークラウトを一緒に煮込んだシュークルートも、アルザスを代表する料理。地元のレストランで本場の味を堪能してほしい。

アルザス地方は、ワインの名産地としても有名で、ストラスブールでも地元のワインを楽しむことができる。特に「リースリング」や「ゲヴュルツトラミネール」といった白ワインは、フルーティーで香り豊かな味わいが特徴。郊外にはワイン街道が広がっており、時間があればワイナリー巡りもおすすめ。豊かな自然の中でワインを味わいながら、贅沢なひとときを過ごそう。

こぢんまりとした街の中にそびえたつ壮大なノートルダム大聖堂は見逃すことはできない。高さ142メートルを誇るその尖塔は、遠くからでも目を引く存在感。中に入れば、ステンドグラスが美しく彩られた内部空間が広がり、荘厳な雰囲気に圧倒される。また、大聖堂の塔に登れば、旧市街と運河が織りなす美しい景色を一望できるのも魅力のひとつ。

ストラスブールは毎年11月下旬から12月にかけて街中がクリスマス一色に彩られる。にぎやかなマーケットでは、アルザス地方の伝統的なクリスマスオーナメントやお菓子、ホットワインが並び、訪れる人々を温かく迎えてくれる。マーケットの中央には大きなクリスマスツリーが飾られ、夜になるとイルミネーションが一層幻想的な雰囲気を醸し出す。