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アメリカ・ニューヨークの観光ガイド・有名観光スポット
2025.5.21
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アメリカには、個性豊かな都市が点在しています。大都市ニューヨークをはじめ、エンターテインメントの聖地ロサンゼルス、建築の町シカゴ、首都ワシントンD.C.など、各都市特有の風景や文化を感じられます。この記事では、アメリカを代表する4つの都市の特徴と魅力を紹介します。アメリカ旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてみてください。
アメリカには、その土地の歴史や文化、自然を感じられる都市が点在しています。行政区分は50の州とひとつの連邦直轄地(ワシントンD.C.)に分けられ、州のなかに郡や市町村といった地方自治体が存在します。アメリカの主要な都市は以下の通りです。
| 都市名 | 州名 |
| ニューヨーク | ニューヨーク州 |
| ロサンゼルス | カリフォルニア州 |
| シカゴ | イリノイ州 |
| ワシントンD.C. | コロンビア特別区 |
ニューヨークはアメリカを代表する大都市であり、文化や経済、芸術の中心地のひとつ。摩天楼がそびえるマンハッタン、風情あるブルックリン、緑豊かなセントラルパークなど、エリアごとに異なる顔をもっています。さらに、メトロポリタン美術館や近代美術館(MoMA)など、芸術好きにも見逃せないスポットが点在しています。多国籍な食文化やショッピングエリアも充実しており、エネルギッシュな町の雰囲気が魅力です。
ニューヨークの基本情報
ニューヨークは四季がはっきりと分かれており、季節ごとの変化が楽しめます。夏(6〜8月)は蒸し暑く、気温が30度を超える日もあり、湿度も高め。日本の青森県と同じ緯度に位置しており、秋(9~11月)が深まるにつれて気温が低くなります。冬(12〜2月)は寒さが厳しく、雪が降ったり氷点下になったりする日も多くなります。
ニューヨーク観光のベストシーズンは春(3~5月)と秋(9~11月)。比較的穏やかな気温で観光に適しているものの、朝晩の寒暖差が激しいため注意が必要です。年間を通して1日のなかで寒暖差が大きいため、対応できるような服装の準備をおすすめします。
ニューヨーク都市圏にはジョン・F・ケネディ国際空港、ラガーディア空港、ニューアーク・リバティ国際空港の3つの空港があります。ジョン・F・ケネディ国際空港とニューアーク・リバティ国際空港には日本から直行便が運航しており、所要時間は約14時間。
ジョン・F・ケネディ国際空港からニューヨーク市内までは、鉄道や地下鉄、タクシーなどで移動可能。ラガーディア空港から市内まではバス+地下鉄やタクシーなどで、ニューアーク・リバティ国際空港から市内まではエアトレイン+鉄道、タクシー、空港バスなどでアクセスできます。
ニューヨークのシンボルともいえる自由の女神。冠の突起は7つの大陸と7つの海を表し、世界に自由が広がるようにという願いが込められています。自由の女神があるリバティアイランドまでは専用フェリーで訪れることができ、台座や冠部分への入場も可能。冠からはマンハッタンの美しい町並みを見渡せます。
タイムズスクエアは、巨大スクリーンやネオンライトがきらめく繁華街で、世界有数の観光スポット。昼夜を問わず多くの観光客が集まり、ストリートパフォーマンスやショッピングなどを楽しめます。特に、タイムズスクエアで行われる大晦日のカウントダウンイベントは世界的に有名! また、周辺はブロードウェイミュージカルの本場としても知られており、観劇を楽しむのもおすすめです。
セントラルパークは、マンハッタンの中心に広がる広大な公園。ジョギングコースやピクニックエリア、貯水池が広がり、地元の人々や観光客の憩いの場になっています。季節ごとの変化も魅力で、春は桜、秋は紅葉、冬はスケートリンクが登場し、四季折々のニューヨークを満喫できます。園内には、映画のロケ地としても使用されるベセスダの噴水やセントラルパーク動物園などもあり、見どころも豊富!
ロサンゼルスはアメリカ西海岸を代表する都市であり、映画やエンターテインメントの中心地として知られています。特にハリウッドは映画産業の聖地で、著名人の名が刻まれた星形のプレートが足元に並ぶウォーク・オブ・フェイムや、世界でもっとも有名な映画館TCLチャイニーズ・シアターなどの名所が点在しています。サンタモニカやベニスビーチでは、美しい海岸線と開放的な雰囲気のなかリゾート気分を味わえます。また、美術館や公園も充実しており、芸術から自然まで幅広く楽しめる町です。
ロサンゼルスの基本情報
ロサンゼルスは地中海性気候で、年間を通じて温暖で過ごしやすいのが特徴。春(4月)は短く、4月下旬には夏の日差しが照りつけるようになります。夏(5~9月)は気温が高くなるものの、湿度が低いため比較的快適に過ごすことができます。冬(11~3月)は日本に比べると穏やかですが、降水量が増えます。
ロサンゼルス観光のベストシーズンは春(4月)と秋(10月)。日中は晴れ渡る日が多く、特に秋は空気が澄んでいて海や山が映える美しい景色を楽しめます。ただし、朝晩と日中の寒暖差が激しいため、服装の工夫が必要です。
ロサンゼルス近郊にはロサンゼルス国際空港をはじめ、複数の空港があります。ロサンゼルス国際空港には日本から直行便が運航しており、所要時間は約10時間。
ロサンゼルス国際空港からロサンゼルス市内までは、直行バスや電車、タクシーなどで移動可能です。
サンタモニカ・ピアはロサンゼルスを代表する観光スポットのひとつで、美しいビーチと活気あふれるアミューズメント施設が魅力。ビーチから延びる桟橋には観覧車やジェットコースターを備えた遊園地、海を眺めながら食事を楽しめるレストラン、散策を楽しめるデッキなどがあり、多くの人でにぎわっています。太平洋に沈む美しい夕日や観覧車のライトアップなど、夕方はロマンティックな雰囲気に。
ウォーク・オブ・フェイムには、ロサンゼルスのハリウッド大通りなどの歩道に約2700以上の星形のプレートが埋め込まれています。プレートには、映画や音楽、テレビなどの分野で活躍したスターやスタッフの名前が刻まれており、お気に入りのスターの星を探しながら散策を楽しむことができます。写真映えするスポットとしても人気で、世界中から観光客が訪れるハリウッドのシンボルのひとつ。
TCLチャイニーズ・シアターは、1927年に開館したハリウッドを代表する歴史的な映画館。異国情緒あふれる中国寺院風の建築をはじめ、建物正面に並ぶスターたちの手形や足形、サインが刻まれたプレートなどが人気を集めています。館内では最新の映画上映やプレミア試写会なども開催され、優雅な雰囲気のなかで映画鑑賞を楽しめます。
シカゴは、中西部のイリノイ州にあるアメリカ第3の都市。アートや音楽が栄える文化の町として知られ、世界的な美術館でアート鑑賞を満喫したり、ジャズやブルースが流れる夜の町で音楽に浸ったりと、さまざまな文化に触れることができます。また、町のいたるところに高層ビルが点在し、近代的な建築物と湖畔の公園が調和した美しい町並みも魅力です。
シカゴの基本情報
シカゴは四季があり、日本に比べて春と秋が短いのが特徴。夏の暑さは厳しいものの、湿度は比較的低いため過ごしやすく感じます。冬は空気が澄んで美しい景色を楽しめる一方、氷点下を下回ることもあるため防寒対策が必要。また、年間を通じて風が強いことから「風の町」とも呼ばれます。
シカゴ観光のベストシーズンは、天気が安定している初秋(9月頃)。過ごしやすい気温の日が続き、観光に適しています。
ミレニアムパークは、シカゴ中心部に位置する都市型公園。園内には、クラウドゲート(通称ザ・ビーン)と呼ばれる巨大な豆のような形をしたパブリックアートがあり、ミラーのように町並みや人々の姿を映しています。また、芝生広場ではコンサートやイベントが開催され、四季折々の花が咲くガーデンや噴水も魅力。
シカゴ美術館は、アメリカ3大美術館のひとつ。全米屈指の規模と質を誇り、古代から現代まで幅広いコレクションを所蔵しています。特に印象派の作品が充実しており、モネやピカソなど世界的アーティストの名画が鑑賞できます。重厚な建築とライオン像が迎えるエントランスも魅力で、アート好きはもちろん、初心者でも楽しめるスポットです。
X字の鉄格子が特徴のジョン・ハンコック・センターは、高さ約343m、100階建ての超高層ビル。展望施設の360シカゴからは、ミシガン湖やシカゴの町並みを一望でき、特に夕暮れ時や夜は絶景です。館内にはレストランやショップも併設され、観光や食事、ショッピングを1度に楽しめます。
ワシントンD.C.はアメリカの首都で、政治、歴史、文化の中心地。ホワイトハウスや国会議事堂、最高裁判所といった政府機関が集まる一方で、博物館や美術館が点在し、文化や芸術を満喫することもできます。世界最大の博物館群をもつスミソニアン協会の博物館や美術館、動物園が合わせて17あり、すべて入場無料。町には緑が整備され、大都会と調和する美しい自然も堪能できます。
ワシントンD.C.の基本情報
ワシントンD.C.は四季があり、季節ごとの表情を楽しめます。春(3~5月)は桜が咲き、比較的穏やかな気温が続きます。夏(6~8月)は高温多湿で暑さが厳しくなりますが、秋(9~11月)は湿度が下がり過ごしやすい気候になります。冬(12~2月)は寒さが厳しく、氷点下や積雪の日も。季節を問わず、屋内外の気温差や1日のなかで寒暖差があるため、重ね着するなど服装の工夫が必要です。
ワシントンD.C.観光のベストシーズンは、比較的気候が安定している春と秋。穏やかな気温のなか、桜や紅葉などの景色を楽しめます。
ワシントンD.C.近郊にはダレス国際空港、レーガン・ナショナル空港、ボルチモア・ワシントン国際空港の3つの空港があります。ダレス国際空港には日本から直行便が運航しており、所要時間は約13時間。
ダレス国際空港、レーガン・ナショナル空港、ボルチモア・ワシントン国際空港いずれもワシントンD.C.市内まで、電車やタクシーで移動可能です。
リンカーン記念館は、第16代大統領エイブラハム・リンカーンの功績をたたえて建てられた記念館。ギリシャ神殿風の白い大理石の柱が並ぶ外観が印象的で、内部には高さ約6mのリンカーン像が鎮座しています。壁に刻まれている、リンカーンの最も有名な演説であるゲティスバーグ演説の碑文も必見。
ワシントンD.C.を象徴する建物である、国会議事堂。連邦議会が置かれ、北翼が上院、南翼が下院の議場になっています。中央にそびえる白亜のドームや美しい内装をはじめ、内部の壁画や彫刻などの見どころがあります。無料の見学ツアーもあり、歴史や立法のしくみについて学べます。
国立航空宇宙博物館は、航空・宇宙開発の歴史と未来を体感できる人気スポット。館内には、初飛行を成し遂げたライト兄弟の飛行機や、月面着陸を成功させたアポロ11号の司令船、スペースシャトルの実物など、貴重な展示が並びます。入館は無料で、宇宙や科学に興味がある人には特におすすめです。
この記事では、アメリカの主要4都市の特徴や見どころをご紹介しました。旅の目的に合わせて訪れる都市を選べば、アメリカ旅行はより充実したものになるはずです。本記事を参考に、ぜひアメリカ旅行を計画してみてはいかがでしょうか?