ヴァティカン（バチカン）の観光ポイントと人気スポット・知っておくべき基本情報

ヴァティカン（バチカン）の歩き方

ヴァティカン（バチカン）は、ローマ市内に位置する世界最小の独立国であり、国全体が世界遺産として登録されている特別な場所だ。カトリック教会の総本山であるこの地は、信仰心をもつ人々だけでなく、文化や芸術を愛する旅行者にとっても外せないスポットである。わずか44ヘクタールの広さながら、歴史、芸術、宗教が凝縮された魅力あふれる場所であり、1日では足りないほど見どころが詰まっている。サン・ピエトロ大聖堂の壮麗な姿、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの名作、そしてヴァティカン博物館の豊富なコレクションなど、どれも見る人を魅了する。この国を訪れることは、単なる観光ではなく、歴史と信仰の深みに触れる特別な経験となるだろう。

ヴァティカンの観光スポット情報

ヴァティカンの観光ポイント

美しい芸術の宝庫

ヴァティカン博物館を訪れたら、その壮大さに驚かされるが、特に心に響くのは隠された小部屋や廊下に展示された名作の数々だ。なかでもシスティーナ礼拝堂に描かれた『最後の審判』は、壮大なスケールと美しさに圧倒されるに違いない。美術館内をじっくりと歩き回り、名作に囲まれたひとときを楽しんでほしい。各部屋に展示されている作品には、それぞれの時代背景や作者の意図が込められており、その一つひとつが語りかけてくるような感覚に包まれるだろう。時間を忘れてしまうほど魅力的な美術品に囲まれるという経験は、ヴァティカンならではの贅沢だ。

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心を奪う朝の静寂

ヴァティカンの旅を特別なものにしたいなら、朝早くサン・ピエトロ広場を訪れるのがおすすめ。朝の光が差し込む時間帯は、一段とその荘厳さが際立つのだ。観光客が少ない朝の静けさのなかで広場を散策すると、普段は味わえない落ち着きと神聖さを感じられるだろう。広場から見上げる大聖堂の壮麗な姿に心が奪われる瞬間は、まさに特別な体験だ。早朝ならではの清々しい空気とともに、ゆっくりとこの神聖な場所を堪能してみてほしい。

魅惑の庭園でひとときの安らぎを

ヴァティカン庭園の美しさは言葉に尽くしがたい。緑豊かな庭園のなかを散策すると、都市の喧騒から離れた静寂と安らぎを感じることができる。庭園内には植物や彫刻が点在しており、どの角度から見ても美しい。一般公開されていないためツアーでのみ入場が可能だが、この庭園を訪れることができれば、ヴァティカンのもうひとつの顔を垣間見ることができるだろう。この静かなオアシスで過ごす時間は、観光の合間の癒やしとなるに違いない。

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混載／午前／英語: ローマでしか体験できない！バチカン市国法王の謁見半日観光ツアー＊市内循環バスチケット付き

3時間／英語ガイド／ローマ発: 夕方発！バチカン美術館＆システィーナ礼拝堂ツアー　閉館前の静寂を体験

約3時間／日本語ガイド／貸切: 特別通路で大聖堂へ直行！公認日本語ガイドと巡るバチカン美術館・システィーナ礼拝堂

4時間／英語ガイド／ローマ発: 早朝発！静寂のバチカン美術館＆システィーナ礼拝堂＆サン・ピエトロ大聖堂半日ツアー

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※

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ヴァティカンの基本情報

正式名称

ヴァティカン市国（バチカン市国）
面積

約0.44平方キロメートル
人口

618人
宗教

キリスト教（カトリック）。
言語

公用語はラテン語、外交用語としてフランス語、日常会話はイタリア語が多い。

旅の知識と準備

通貨と為替レート
通貨
ユーロ（EURO、EURとも略す）、補助単位はセント（CENT）。

為替レート
1ユーロ=約160円（2024年9月現在）
入出国
ビザ
ビザの制度はないが、ヴァティカンへ入出国するためにはイタリアを通過する必要があるため、イタリアのビザの制度を確認すること。なお、イタリアは最長90日以内の観光目的の滞在ならビザは不要。

パスポート
入出国時にパスポートの提示を要求されることはないが、ヴァティカンへ入出国するためにはイタリアを通過する必要があるため、イタリアの制度を確認すること。なお、イタリアは、残存有効期間がシェンゲン協定加盟国を出国する日から3ヵ月以上必要。
日本からのフライト時間

日本（羽田）からローマの直行便で、所要時間は約15時間。
気候

四季がはっきりしているが、年間を通じて比較的温暖。緯度が高いため、夏は夜遅くまで明るい。また、夏は非常に暑いが、朝晩の気温差が大きく、冬はかなり寒くなる。冬は雨も多いので注意が必要。
ビジネスアワー
以下は一般的な営業時間の目安であり、店舗により異なる場合がある。

銀行
月〜金曜8:30〜13:30、15:00～16:00。土・日曜、祝日は休業。祝日の前日は昼までで終了する場合あり。

ショップ
月〜日曜10:00〜19:30が一般的。地方や一部の商店では13:00～16:00を昼休みとし、日曜、祝日は休業の場合あり。

レストラン・カフェ
昼食は12:00〜15:00頃、夕食は19:00〜22:00頃まで営業。
電話のかけ方
日本からヴァティカン市国へ
事業者識別番号＋国際電話番号（010）＋イタリアの国番号（39）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号

ヴァティカン市国から日本へ
国際電話番号（00）＋日本の国番号（81）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号
時差とサマータイム

ヴァティカンと日本の時差は8時間で、日本のほうが8時間進んでいる。サマータイムの実施期間は3月の最終日曜〜10月の最終土曜まで、実施中は7時間の時差になる。
おもな祝祭日

カトリック教会の行事に基づいているため、宗教的な祝日が多い。（※）は移動祝祭日で、年によって異なる（2025年の祝祭日を反映）。

1月1日　神の母聖マリアの日
1月6日　御現祭
2月11日　ラテラノ条約締結記念日
3月13日　教皇フランシスコ選出記念日
3月19日　聖ヨセフの日
4月20日～21日　復活祭　※
4月23日　聖ゲオルギオスの日
5月1日　労働者聖ヨセフの日
5月29日　キリスト昇天祭　※
6月19日　聖体祭　※
6月29日　聖ペトロ・聖パウロの日
8月15日　聖母被昇天祭
8月16日　聖母被昇天祭の休日
11月1日　万聖節
11月2日　万霊節
12月8日　無原罪の御宿りの日
12月25日　クリスマスデー
12月26日　聖ステファノの日
電圧とプラグ
電圧
220V

周波数
50Hz

プラグ
Cタイプが一般的
チップ
サービス料が含まれていることが多いため、チップは必須ではない。満足度の高いサービスを受けた場合や特別なことを頼んだ場合には、感謝の意を示すために渡すことがある。以下は目安。

タクシー
料金の端数を切り上げて渡す。

レストラン
料金に含まれている場合や勘定書きに含まれている場合が多い。店の格により7～15％が目安。

トイレ
係員が徴収する場合や、入口のゲートやお皿に投入する無人タイプもある。0.50～1ユーロ程度。
飲料水

水道水は、日本と異なり硬水だが、飲用はできる。敏感な人はミネラルウオーターの利用を。レストランやカフェで提供される水は有料。
安全とトラブル

観光客が多く集まるため、スリや置き引きに注意が必要。子どもを連れたスリ集団による被害の報告が多い。貴重品は肌身離さず持ち歩き、カフェやレストランではテーブルの上に荷物を置かないよう用心を。
年齢制限

アルコールとたばこの購入は18歳以上に制限されているが、飲酒・喫煙に対する年齢制限は法律上はなし。
度量衡（単位）

メートル法が採用されており、距離はメートル、重さはグラム、容積はリットル。食料品店などで表示される「etto（エット）」は100gのこと。
その他注意事項
写真撮影
ヴァティカン市国内では、特定の場所での写真撮影が禁止されている。特にシスティーナ礼拝堂内では、フラッシュの使用はもちろん、撮影そのものが厳禁。大声での会話や携帯電話での通話も禁止されている。

服装
ヴァティカン市国は神聖な場所であるため、訪問時は適切な服装を心がけること。入り口で服装チェックをしているところもある。特に、教会や礼拝堂に入る際には、サンダルではなく靴を履き、脱帽し、肩や膝が露出しない服装を。夏場でも軽装すぎる服装は避け、上着やスカーフなどで肌を隠せるように持参しておくとよい。

訪問のタイミング
サン・ピエトロ大聖堂へ入場する際は大行列となり、待ち時間は2～3時間になることもあるので、朝早くに訪れるのがおすすめ。また、サン・ピエトロ広場では、教皇の一般謁見やミサなど特別な行事が行われる日があり（主に水・日曜）、その際はサン・ピエトロ大聖堂へ入場ができないため、事前に公式サイトでスケジュールの確認を。さらに、サン・ピエトロ大聖堂やヴァティカン美術館は、休館日や営業時間が異なるので事前に確認するように。