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1880 年に大英博物館から独立し、現在の場所に移ったもの。サー・ハンス・スローンのコレクション(大英博物館の項を参照)は、現在は大半がここで展示されている。世界中から集められた動植物の標本、なんと約4 億点。しかも毎年30 万点もの新種が加えられているという。
アルフレッド・ウォーターハウスの設計による、ラインラント・ロマネスク様式(11~12 世紀の聖堂によく見られる)の荘厳な建物で、全長は205m もあり、宮殿や大聖堂にも見えるほど。このため、こちらが「大英博物館」だと思ってしまう人もいるとか。正面入口から入ると、宙に浮かぶシロナガスクジラの巨大な骨格標本がお出迎え。恐竜の骨格標本、樹齢1300 年のセコイアの断面標本、小さなものでは昆虫やバクテリアの化石などが見られる。ロンドンのミュージアムのなかでは抜群の人気で、週末には行列ができることも。
“The Power Within Galleries” も訪れてみたい。ここは地質に関する展示スペースで、地震の揺れを体験するコーナーも。Exhibition Rd. 側の入口から入るとすぐ。また、科学者の仕事を身近に感じることができる“ダーウィン・センター・コクーン” もある。