サント・シャペル

Ste-Chapelle

ステンドグラスの美の世界に浸るなら

 シテ島にある、パリ最古のステンドグラスで知られる教会。ルイ9世が、コンスタンティノープルの皇帝から買い求めたキリストの聖遺物、茨の冠や十字架の木片(現在はノートルダム大聖堂に収蔵)などを納めるために造らせた礼拝堂で、完成は1248年。壁を最小限に切り詰め、いわば鳥籠のような構造にし、燦然と輝くステンドグラスで埋め尽くした。ゴシック様式の極致ともいえる。礼拝堂は上下2層に分かれている。下部は王家の使用人のためのもので、壁が厚く、窓も小さく、低いリブ・ヴォールトを列柱が支え堅固な造りとなっている。派手な彩色は19世紀に施された。

 狭い階段を上って上部の礼拝堂に出ると、そこは一面ステンドグラスに包まれた幻想的な世界。15の窓のステンドグラスに描かれた、1113景もの場面をたどるのは大変なことだが、正面に向かって左、創世記のアダムとイヴの物語くらいは、拾い読みしてみたい。双眼鏡があると便利だ。

写真

  • 「聖なる礼拝堂」という名のサント・シャペル

    「聖なる礼拝堂」という名のサント・シャペル

FAQ

所要時間は?

約1時間。入口でセキュリティチェックもあり、入場までにかなり並ぶことを考慮に入れて。日本語のオーディオガイド(€3)もある。

基本情報

最寄りのメトロ(地下鉄)駅
④Cité
住所
8, bd. du Palais 1er
開館時間
4〜9月 9:00〜19:00、10〜3月 9:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日
1/1、5/1、12/25
料金
€11.50、18歳未満無料、コンシェルジュリーとの共通券€18.50
パス
ミュージアム・パス使用可
ウェブサイトのアドレス
www.sainte-chapelle.fr
最終更新 :

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