香港の基本情報と観光ガイド・有名観光スポット

香港の歩き方

アジアと西洋の文化が交わる香港は、特有のエネルギーをもっている。ヴィクトリア湾に広がる壮大な景色、近未来的なアートスポット、そして歴史と現代が融合した町並み、どこを訪れても感動するはず。観光スポットが密集しており、効率よく見どころを回れるのも魅力。息をのむような絶景から文化的な体験まで、香港を存分に楽しみ尽くそう。

香港

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地球の歩き方編集室

香港の観光ポイント

点心を食べ歩く

香港といえばやはりグルメ。特に点心は外せない香港グルメの代表格だ。点心は、小皿料理として提供される蒸し物、焼き物、揚げ物など多彩な料理の総称。尖沙咀（チムシャツォイ）や旺角（ウォンコッ）の町には点心専門店が軒を連ねているので、手軽に楽しむことができる。なかでも、蒸し餃子やシュウマイ、チャーシュー包（肉まん）は定番。地元の人々が集うレストランで、トロトロに煮込まれたチャーシューや熱々の小籠包（シウロンバーウ）を食べたら、点心の多彩な味わいに心躍ること間違いなし。朝食やランチに立ち寄るなら、ローカルの食堂が気軽でおすすめ。

香港

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地球の歩き方ウェブ運営チーム

アートを楽しむ

九龍のウォーターフロントに誕生した西九文化區（西九龍文化地区）は、現代アートと文化の中心地。M＋はアジア初の視覚文化ミュージアムであり、ビジュアルアート、建築、映像、デザインなど多彩なコレクションが展示されている。香港故宮文化博物館には、北京の故宮博物院から貸し出された貴重な芸術品や宝物が展示されており、見応え十分だ。周辺には芝生広場や遊歩道が整備され、カフェやレストランも点在しているので、アートを鑑賞した後は絵画のように美しい景色を堪能しよう。

香港

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地球の歩き方編集室

ショッピングを楽しむ

ショッピング天国としても有名な香港。中環や尖沙咀には、高級ブランドやデザイナーショップから、ローカルの露店やマーケットまで、ショッピングスポットが充実。尖沙咀には超高級ショッピングモール「K11 ミュシーア」があり、アートやデザインにこだわった建物内で買い物が楽しめる。女人街（ノイヤンガイ）やスタンレー・プラザでは、香港ならではの雑貨や衣類、手作りアクセサリーがリーズナブルな価格で購入できる。モダンなショッピングモールと昔ながらの市場を一度に楽しめるのが香港の魅力だ。

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地球の歩き方ウェブ運営チーム

伝統的な街並みを歩く

急速な発展を遂げている香港だが、伝統文化もしっかりと受け継がれており、香港ならではの風情も感じられる。その代表的なエリアが上環（ションワン）だ。この地区は、古きよき香港を体験できる場所として人気。漢方薬店や乾物市場が並び、どこか懐かしい香りが漂う。文武廟（マンモウミウ）という由緒ある寺院もこの地域にある。ここには、文を司る文昌帝と、武を司る関羽が祀られており、学問や試験の成功を祈る人々から、ビジネスパーソンまで訪れる。旧正月前には花市が開かれ、縁起のよい花などが売られるので、時期が合えばぜひ足を運びたい。

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観光

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地球の歩き方編集室

自然の美しさを堪能する

中心部に広がる超高層ビル群から少し郊外に足を延ばせば、壮大な山々や海岸線を楽しむことができる。なかでも香港のシンボル的な観光地ヴィクトリア・ピークからは、対岸の九龍半島まで美しい景色を見ることができる。夕暮れ時に訪ねれば、太陽が沈む瞬間のグラデーションとともに、ネオンが灯る夜景を楽しめる。ショッピングやレストランも充実しており、観光後の休憩や食事にも便利だ。ハイキングコースも豊富で、「ドラゴンズ・バック」と呼ばれる全長約8.5kmの人気のハイキングコースも。比較的簡単に歩けるので、香港の南側に広がる海とビーチ、そして美しい島々を目に焼きつけてみよう。

香港

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2024.12.18

地球の歩き方編集室

旅のアドバイス

基本情報

正式名称

中華人民共和国香港特別行政区
面積

約1110平方キロメートル
人口

約740万人
首都

香港には「首都」は存在せず、主要な都市として香港島、中環（セントラル）、九龍（カオルーン）などがある。
宗教

仏教、道教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教など。
言語

公用語は英語と中国語（広東語と北京語）。観光エリアや主要なビジネス地区では英語が広く通じる。

旅の知識と準備

通貨と為替レート
通貨
香港ドル（HKD）、補助単位はセント（CENT）。

為替レート
1香港ドル=18.3円（2024年9月現在）
入出国
2024年8月現在、レベル1の危険情報が発出されている。

ビザ
日本のパスポートを持つ者は、観光目的で90日以内の滞在ならビザは不要。

パスポート
滞在期間が1ヵ月以内なら、1ヵ月＋滞在日数以上の残存有効期間が必要。

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日本からのフライト時間

日本から香港までの直行便は、成田、羽田、大阪などから出ており、所要時間は約4～5時間。多数の航空会社が直行便を運航している。

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気候

亜熱帯気候で、四季がある。冬は12～2月で平均気温は12～20度、涼しく乾燥している。一方、夏は蒸し暑く、6～8月にかけては気温が31度を超えることもある。台風シーズンは7～9月なので、天気予報をチェックしておくと安心。
ビジネスアワー
一般的に夜遅くまで営業しているところが多い。以下は目安。

銀行
月～金曜は9:00～16:30、土曜は～13:00。日曜・祝日は休業。

ショップ
ショッピングモールや百貨店は10:00～22:00。24時間営業のコンビニエンスストアもある。

レストラン
11:00～22:00まで。飲茶レストランなどは7:00頃から営業。バーなどは深夜まで営業している。
電話のかけ方
日本から香港
国際電話番号（010）＋香港の国番号（852）＋相手先の電話番号

香港から日本
国際電話番号（001）＋日本の国番号（81）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号
時差とサマータイム

日本との時差は1時間で、日本のほうが進んでいる。サマータイムは実施していない。

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2025年5月15日
おもな祝祭日
香港は中国の伝統に基づいた祝祭日が多い。特に旧正月（春節）は最も重要な祝日で、多くの店が閉まるため、旅行計画の際は注意が必要。（※）は移動祝祭日で、年によって異なる。以下は一部。

1月1日　元日

1月頃　春節　※

4月頃　清明節　※

5月1日　メーデー

7月1日　香港特別行政区成立記念日

10月1日　国慶節

12月25日　クリスマスデー

12月26日　ボクシングデー
電圧とプラグ
電圧
220V

周波数
50Hz

プラグ
BFタイプが一般的。日本の電化製品を使うには変換プラグと変圧器が必要。

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チップ
チップが必要な場面は少ないが、サービス料が含まれていない場合や特別なサービスを受けた場合、感謝の気持ちとしてのチップを渡すことがある。

タクシー
チップは不要

レストラン
サービス料が含まれているので、小銭を渡す程度。大衆食堂や屋台、ファストフード店では不要。

ホテル
ポーターに荷物を運んでもらった際は10～20香港ドルが目安。
飲料水

香港は軟水だが、水道管が汚れている恐れがあるので、ミネラルウォーターを購入するほうがよいだろう。
税金

消費税はかからない。
安全とトラブル

比較的安全な都市だが、観光エリアや繁華街ではスリや置き引きに注意が必要。特に、混雑するナイトマーケットやフェリーターミナルではバッグの口をしっかり閉めて持ち歩く。貴重品は分散して持ち、目立たないようにすること。
年齢制限

18歳未満の飲酒や喫煙は禁止されている。バーやクラブに入る際には身分証明書の提示を求められることがある。
度量衡（単位）

長さはインチ、重量は斤、両、ポンド。
その他注意事項
タクシー
香港のタクシーは色でエリアごとに分かれており、赤いタクシーが主に市街地、緑色が新界、青色がランタオ島を走っている。行き先によってタクシーを選ぶ必要があるため、乗る前に確認しておこう。

マナー
つばや痰を吐くこと、ゴミの投棄は、罰金が科せられる。

飲食マナー
香港ではレストランで食事を残すことは失礼ではないが、飲茶などの文化では料理をシェアすることが多い。食事を楽しむ際は、周囲のマナーに注意して振る舞うとよい。

喫煙
公共の場、飲食店、バーなどは禁煙。