スペインの観光ポイントと人気スポット・知っておくべき基本情報

スペインの歩き方

イベリア半島のほぼ80％を占めるスペインは、太陽が降り注ぐ地中海沿岸から雄大なピレネー山脈まで、多彩な自然と文化が詰まったヨーロッパ屈指の旅行先だ。多様な地域文化が根付くこの国では、情熱的なフラメンコ、熱気あふれる闘牛、そして美味しいタパスが生活の一部となっている。首都マドリードの洗練された雰囲気や、バルセロナのアートに溢れた街角から、地方では古代ローマ遺跡や中世の城塞都市、穏やかなビーチリゾートまで多彩な表情を見せる。地方によって風土や気候が異なるスペインはその個性で訪れる人を魅了する。

スペインの観光スポット情報

スペインの観光ポイント

歴史感じるビーチで太陽を浴びるひととき

スペインのビーチは世界でも有名で、特に地中海沿岸やカナリア諸島の浜辺は旅行者にとってのパラダイス。美しい砂浜でリラックスするだけでなく、古代ローマの遺跡や中世の港町を同時に楽しめるのも魅力。コスタ・デル・ソルでは、太陽を浴びながらリラックスしたり、セーリングやウィンドサーフィンなどアクティブに過ごすこともできる。サン・セバスティアンやコスタ・ブラバで海岸沿いを歩けば、波の音とともに古き時代の痕跡が感じられる。

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地球の歩き方観光マーケティング事業部

ワインやタパスの美食体験

スペインを語る上で外せないのが、その美食文化。バスク地方のタパス「ピンチョス」や、カタルーニャの魚介をふんだんに使った料理は、食通の心をつかんで離さない。スペイン全土に広がるバルでは、手軽にワインやシェリーと共にタパスを楽しもう。地元の人々が集うバルのカウンターで地元の味を感じほろ酔いになれば、いつの間にか夜が更けていく。

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2025.9.25

地球の歩き方編集室

多様な文化が息づく芸術と建築

スペインの建築は、古代ローマ、イスラム文化、中世ヨーロッパの影響を受けた壮大なものが多い。バルセロナのアントニ・ガウディの作品はその代表例で、サグラダ・ファミリアやグエル公園など、どこか夢幻的な世界が広がる。マドリードでは、プラド美術館でゴヤやベラスケスといった巨匠の作品を鑑賞することができる。グラナダのアルハンブラ宮殿では、イスラム建築の精巧な装飾と美しい庭園に心を奪われるだろう。街の散策中にふとした路地で歴史が息づく建物に出合えるのも魅力だ。

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情熱的なフラメンコを体感する夜

スペインの南部アンダルシア地方で生まれたフラメンコは、情熱的で感情豊かなダンスと音楽が融合した芸術。特にセビリアやコルドバでは、地元のタブラオ（フラメンコバー）で本場のフラメンコを目の前で体験することができる。ギターの音色に合わせて踊るダンサーのステップや、歌手の力強い歌声は、見ている者の心を揺さぶる。フラメンコの夜は情熱的なスペイン文化を肌で感じることができ、旅の思い出をより深いものにしてくれる。

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地球の歩き方編集室

ワイナリーと白い村巡り

スペインは、ヨーロッパ屈指のワイン生産地としても有名。ラ・リオハ地方は特に有名で、豊かな自然に囲まれたブドウ畑が広がっている。ワイナリー巡りでは、地元で醸造されたワインを楽しみながら、その歴史や伝統に触れることができる。また同時に訪れたいのが、スペイン各地に点在する白い村々だ。アンダルシアのロンダやフリヒリアナなど真っ白な家々が青空に映える村は、まるで絵本の中に迷い込んだかのような景観。

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スペインに関連する現地ツアー

地球の歩き方 Powered by VELTRA（ベルトラ）ではスペインに関連する現地ツアーを多数掲載中！

タパス3品＆ドリンク3杯／日本語: バルセロナタパスツアー　3軒のバル巡り＆サグラダ・ファミリア夜景鑑賞＆旧市街散策*前日まで予約OK

日本語オーディオガイド付き: 世界遺産カサ・ミラ　入場チケット事前予約 *当日予約OK

英語: 世界遺産カタルーニャ音楽堂　内部見学ガイドツアー　入場チケット事前予約*前日まで予約OK

ディナーまたはドリンク付き／バルセロナ: フラメンコ・ショー　タブラオ「エル・コルドベス（El Cordobes）」*当日予約OK

貸切／英語ドライバー: 【空港送迎】バルセロナ国際空港 ⇔ バルセロナ市内　高級車利用

現地ツアーをもっと見る

※

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旅のアドバイス

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2025.7.11

地球の歩き方編集室

スペインの基本情報

面積

約50万6000平方キロメートル
人口

約4730万人
首都

マドリード

スペインの首都はどこ？マドリードの基本情報や人気観光スポットを紹介

2025年8月19日
宗教

キリスト教（カトリックが多数）
言語

公用語はスペイン語。ただし、カタルーニャ語やガリシア語、バスク語などの地方言語も広く使われている。

旅の知識と準備

通貨と為替レート

通貨
ユーロ（EURO、EURとも略す）、補助単位はセント（CENT）
為替レート
1ユーロ=100セント=157円（2024年10月現在）
入出国

ビザ
観光目的での滞在が最長3ヵ月以内であれば、ビザは不要。
パスポート
スペイン含むシェンゲン協定加盟国を出国する日から3ヵ月以上の残存有効期間が必要。

【2026年版】スペインの入国情報！ビザ申請や必要書類について解説

2025年12月15日
日本からのフライト時間

東京（成田）からマドリードやバルセロナまで直行便や乗り継ぎ便で約15〜20時間。2024年よりイベリア航空の成田～マドリードの直行便が再開した。

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2025年12月15日
気候

地形と海流が影響しあうスペインでは、地方によって気候が大きく異なる。マドリードなど内陸部は夏と冬、昼と夜の寒暖の差が大きいのに対して、バルセロナは1年を通して温暖で雨が少ない地中海性気候。夏は晴天が続き30度を超えることもあるが、日本ほど湿気がないので過ごしやすい。

スペインの気候の特徴と服装、年間の気温と降水量を東京と比較

2025年12月26日
電話のかけ方

日本からスペイン
国際電話番号（010）＋スペインの国番号（34）＋市外局番＋相手先の電話番号
スペインから日本
国際電話番号（00）＋日本の国番号（81）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号
時差とサマータイム

日本との時差は8時間。スペインがサマータイムを実施している期間は7時間の時差になる。サマータイムは3月の最終日曜から10月の最終日曜まで実施される。

スペインと日本の時差とフライト時間、時差ボケ対策

2025年5月2日
おもな祝祭日

スペインではカトリックに基づく祝日が多く、移動祝祭日もあるので旅行前に確認しておくと良い。以下は2024年の例。

1月1日　元日
1月6日　主顕節
3月19日　サン・ホセの日（マドリード）
4月1日　イースター
5月1日　メーデー
5月2日　マドリード自治州の日（マドリード）
5月15日　サン・イシドロの日（マドリード）
6月24日　サン・フアンの日（バルセロナ）
8月15日　聖母被昇天祭
9月11日　カタルーニャ自治州の日（バルセロナ）
9月24日　聖母メルセの日（バルセロナ）
10月12日　イスパニアデー
11月1日　諸聖人の日
11月9日　聖母アルムデナの日（マドリード）
12月6日　憲法の日
12月8日　無原罪の御宿り
12月25日　クリスマス
12月26日　サン・エステバンの日（バルセロナ）
電圧とプラグ

電圧
220V
周波数
50Hz
プラグ
Cタイプが一般的。

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2025年4月7日
チップ

スペインではチップの習慣があるが、サービス料が含まれていることが多く、必須ではない。
飲料水

水道水は基本的に飲用できるが、特に地方や都会以外ではミネラルウォーターを利用する方が安心。スーパーやレストランで購入する際は、炭酸入り（con gas）か炭酸なし（sin gas）を選ぶことができる。
税金

スペインではほとんどの商品に21％の付加価値税（IVA）がかかる。食料品は10％、書籍は4％。旅行者は免税手続きをすれば一部還付してもらえるため、免税対象の店舗での買い物がお得。
安全とトラブル

大都市の観光地では、スリや置き引きの被害が報告されている。特にマドリードやバルセロナなどの大都市や観光地では注意が必要だ。人混みの中で財布やカメラを目立たせないようにし、貴重品は肌身離さず持ち歩くことを心がけたい。
年齢制限

16歳未満（州によっては18歳未満）の飲酒と喫煙は禁止されている。レンタカーは車種によって年齢制限があり、クレジットカードの提示が求められることが多い。
度量衡（単位）

スペインでもメートル法が使われており、長さはメートル、重さはキログラム、液体はリットルで表される。ただし洋服や靴のサイズ表示は日本と異なるので注意しよう。
その他注意事項

トイレ
多くの観光地では公衆トイレが有料で、0.5〜1ユーロ程度。レストランやカフェを利用する際は、必ずひと言頼んでからトイレを借りるのがマナー。
マナー
スペインではあいさつが非常に重要だ。店に入ったら「Hola（オラ）」（こんにちは）と声をかけ、出るときには「Gracias（グラシアス）」（ありがとう）と言うだけで、旅の印象が大きく変わるだろう。
リンク集

【2026年版】スペイン旅行の情報収集におすすめのガイドブックとウェブサイト

2025年12月12日